← 暦・年中行事トップへ

2026年10月17日

正月飾りはいつから?|2026年は12月13日(日)から、28日(月)までに。門松・しめ飾り・鏡餅の意味と片付ける日

正月飾りはいつから?|2026年は12月13日(日)から、28日(月)までに。門松・しめ飾り・鏡餅の意味と片付ける日

2026年の暮れ、正月飾りを飾りはじめる目安は12月13日(日)の「正月事始め」から。飾り終えるのは12月28日(月)までが目安で、29日(火)と31日(木)は避けるのが昔からの習わしです。

門松(かどまつ)、しめ飾り、鏡餅(かがみもち)。お正月になると当たり前のように見かけるこの3つは、どれも新しい年の神さまを家に迎えるための目じるしや、おもてなしだといわれています。

いつ飾る? いつ片付ける? それぞれにどんな意味があるの? はじめての正月飾りを、やさしくほどいてみます。

この記事でわかること

  • 正月飾りは、だれのための飾り?
  • いつから飾る?(2026年は12月13日・日曜日から)
  • 29日と31日を避けるのはなぜ?
  • 門松・しめ飾り・鏡餅、それぞれの意味
  • いつ片付ける? 片付けたあとは?

正月飾りは、年神さまのための飾り

お正月は、もともと年神(としがみ)さまを家に迎えるための行事です。年神さまは、新しい年とともに家々を訪れる神さま。もとは稲の実りをもたらす農耕の神さまから発達したと考えられています。歳神(としがみ)、歳徳神(としとくじん)とも呼ばれます。

正月飾りは、その年神さまを迎えるための準備。家の入り口や床の間を整えて、「ここでお待ちしています」と伝えるような飾りです。

いつから飾る? 目安は12月13日の「正月事始め」から

昔から、お正月の準備は12月13日ごろから始めるのが一般的とされてきました。この日に家のすす払い(大掃除)をしたり、山へ門松にする木を取りに行ったりしたのです。この日を「事始め(ことはじめ)」や「正月事始め」といいます。(12月8日を事始めとする地域もあり、日にちは土地によって少しちがいます)

2026年の12月13日は日曜日。大掃除をすませて、家がすっきりしたところで飾りつける。そんな順番がいちばん自然です。

29日と31日は避けるのが習わし

  • 31日(大晦日):大晦日に門松を立てることを「一夜松(いちやまつ)」「一夜飾り」といって嫌う習わしがあります。神さまを迎えるのに、前の晩にあわてて用意するのは誠意に欠ける、と考えられてきました
  • 29日:「九」が「苦」に通じるとして避ける、という考え方が広く知られています。ただしこちらは語呂合わせなので、地域や家によって受け止め方はさまざまです

そのため、28日(月)までに飾り終えるのがひとつの目安。間に合わなければ30日(水)に、という人も多くいます。

門松・しめ飾り・鏡餅、それぞれの意味

門松(かどまつ)|神さまが降りてくる目じるし

お正月に家の門口に立てる松の飾りです。中世以降は竹を添えることが多くなりました。門松は、空から降りてくる年神さまが宿る「依代(よりしろ)」=神さまの目じるしだったと考えられています。

使う木や立てる場所、形は全国一律ではありません。門口ではなく床の間や神棚にだけ飾る地域もあります。いまは玄関に飾れる小さな門松や、松の小枝を飾る家もあります。

しめ飾り|ここは神さまを迎える場所、というしるし

しめ縄に、橙(だいだい)や裏白(うらじろ)などの縁起物を添えた飾りです。玄関に掛けるのが一般的。しめ縄は、そこが神さまをまつる清らかな場所であることを表すしるしで、お正月には家そのものが年神さまをお迎えする場になる、と考えられてきました。

鏡餅(かがみもち)|年神さまへのお供え

平たく丸い大小のお餅を重ねて、年神さまにお供えするものです。「鏡」という名前は、昔の鏡が丸い円盤の形をしていたことからといわれています。

三方(さんぼう)という台にのせ、橙・干し柿・裏白・昆布などを添えるのが一般的です。橙は「代々(だいだい)」に、昆布は「よろこぶ」に掛けた縁起物。床の間や神棚、家族が集まるリビングの一角など、きれいな場所に置きます。

いつ片付ける? 目安は「松の内」が明けたら

門松を飾っておく期間を「松の内(まつのうち)」といいます。もとは1月15日まででしたが、いまは1月7日ごろまでとするところが多く、地域によってちがいます。2027年の1月7日は木曜日です。

  • 門松・しめ飾り:松の内が明けたら外します。多くの神社では、大晦日から1月15日(小正月)ごろにかけて「どんど焼き」「左義長(さぎちょう)」が行われ、正月飾りやお札をお焚き上げしてもらえます。近くにない場合は、お住まいの自治体の出し方に合わせて処分します
  • 鏡餅:下げて家族でいただくのが「鏡開き」。1月11日に行うところが多く、2027年は11日(月)です(地域や家によって日にちはちがいます)。お雑煮やおしるこにして食べます

正月飾りに、そっと参加するなら

  • 大きな門松がなくても大丈夫。玄関に小さなしめ飾りをひとつ、それだけでも年神さまへのごあいさつになります
  • 飾る前に、玄関だけでも掃除を。「事始め」の気持ちです
  • 鏡餅は、手のひらサイズでもかまいません。テーブルの上に、半紙を一枚敷いて置いてみる
  • 日にちに迷ったら、28日までに。地域の習わしがあれば、そちらに合わせて

飾りつけのあとの大晦日の夜は「大晦日」、明けてからのお参りは「初詣」の記事でも書いています。

おわりに

正月飾りは、新しい年の神さまに「ようこそ」と伝えるための準備です。

2026年は12月13日(日)から。きれいになった玄関に、小さな飾りをひとつ。それだけで、家の空気が少しだけお正月になります。

参考

  • コトバンク「門松」(デジタル大辞泉、日本大百科全書(ニッポニカ)〔田中宣一〕、世界大百科事典〔田中宣一〕、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、百科事典マイペディア)
  • コトバンク「正月」(日本大百科全書(ニッポニカ)〔井之口章次〕、世界大百科事典〔小島瓔禮〕、百科事典マイペディア、日本文化いろは事典)
  • コトバンク「鏡餅」(デジタル大辞泉、日本大百科全書(ニッポニカ)〔井之口章次〕、世界大百科事典〔田中宣一〕、ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
  • 神社本庁「お神札のまつり方」
  • ウェザーニュース「正月飾りの正しい飾り方 縁起の悪い日もある?」(2024年12月25日、神明堂への取材)