意味
「毎日がいい日だ」と訳されることが多いことばです。ただ、一般的な解釈では「いいことばかり起きる」という意味ではなく、晴れても降っても、うまくいってもいかなくても、その一日を比べずにそのまま受け取る、という姿勢を指すと説明されます。「好日」は、都合のいい日ではなく、かけがえのない一日、と読まれます。
出どころ
中国・唐代の禅僧、雲門文偃(うんもんぶんえん)のことばとして、公案集『碧巌録(へきがんろく)』第六則に収められています。「十五日以前は問わない、十五日以後を一句で言ってみよ」と弟子に問いかけ、誰も答えないので自ら「日日是好日」と言った、という話です。茶室の掛軸にもっともよく掛かる禅語のひとつと言われます。
今日の暮らしで
予定どおりに進まなかった日の夜に、思い出すと少し楽になることばです。「今日はだめな日だった」と採点するかわりに、「今日はこういう日だった」で止めてみる。それだけで、翌日の重さが変わります。
参考にした資料
- 『碧巌録』第六則(雲門日日是好日)
このページは禅の教義を解説するものではなく、ことばが一般にどう読まれているかを紹介するものです。解釈は宗派や指導者によって異なります。