Drifting clouds, flowing water

行雲流水

こううんりゅうすい

空をゆく雲、流れる水のように、形にこだわらない。

意味

空を行く雲と、流れる水。どちらも決まった形を持たず、ものにぶつかれば形を変え、とどまらずに進んでいきます。執着せず、流れに身をまかせて生きる姿を表すことばとして使われます。修行のために各地を渡り歩く禅僧を「雲水(うんすい)」と呼ぶのも、このイメージからだと説明されます。

出どころ

北宋の蘇軾(そしょく)が友人に送った手紙「答謝民師書」の中の「行雲流水のごとく、初めより定まった質なし」という文章に由来するとされます。もともとは文章の書き方について述べた一節で、それが後に、生き方を表すことばとして広く使われるようになりました。

今日の暮らしで

予定が崩れたとき、進路が変わったとき。「こうでなければ」という形を一度ゆるめて、流れた先で形をつくり直す。計画を捨てることではなく、形を固定しないことです。

参考にした資料

  • 蘇軾「答謝民師書」(『東坡全集』所収)

このページは禅の教義を解説するものではなく、ことばが一般にどう読まれているかを紹介するものです。解釈は宗派や指導者によって異なります。