Willows are green, flowers are red

柳緑花紅

やなぎはみどり はなはくれない

柳は緑、花は紅。それぞれが、そのままで美しい。

意味

柳は緑に、花は紅に、それぞれのありようで在る。当たり前のことを言っているだけのようですが、禅語としては、ものごとをあるがままに見る、あるいは、それぞれが他と比べずにその本性を生きている、という意味で読まれます。春の掛軸に好まれることばです。

出どころ

北宋の詩人、蘇東坡(そとうば・蘇軾)の詩句に由来するとされ、禅の語録や『禅林句集』に収められて禅語として広まったと説明されます。もとの詩がどれかについては、確定した資料を見つけられませんでした。「真面目(しんめんもく)」と続けて、「柳緑花紅真面目」と掛けられることもあります。

今日の暮らしで

人と比べて落ち込んだ日に向いています。柳が花になろうとしないように、自分の色をそのまま出せばいい、というふうに受け取る人が多いことばです。春に花を見たら、思い出してみてください。

参考にした資料

  • 『禅林句集』
  • 蘇軾の詩句に由来とする諸解説(原詩は未確認)

このページは禅の教義を解説するものではなく、ことばが一般にどう読まれているかを紹介するものです。解釈は宗派や指導者によって異なります。