意味
主人と客が互いに心を和らげ(和)、敬い(敬)、茶室と道具を清らかに保ち(清)、何ものにも動じない静けさ(寂)を持つ。茶道の根本精神を表す四文字として、もっとも広く知られていることばです。茶室の掛軸にも多く掛かります。
出どころ
千利休の教えとして紹介されることがほとんどですが、『日本大百科全書』は、利休自身が表現した語ではないとしています。利休の百年忌にあたる元禄時代に唱えられ、文献上の初見は1699年に序が書かれた『茶祖伝』(1730年刊)だとされます。誰が言ったかと、何を300年以上支えてきたかは、別の話です。
今日の暮らしで
人を家に迎える日に、四文字を順に点検してみる。空気は和らいでいるか、相手を敬っているか、場所は清らかか、自分は静かか。おもてなしのチェックリストとしても、よく働くことばです。
参考にした資料
- 『日本大百科全書(ニッポニカ)』「和敬清寂」(コトバンク所収) https://kotobank.jp/word/%E5%92%8C%E6%95%AC%E6%B8%85%E5%AF%82-154004
このページは禅の教義を解説するものではなく、ことばが一般にどう読まれているかを紹介するものです。解釈は宗派や指導者によって異なります。